1990年、FDI（国際歯科連盟）により「すべてのスポーツ競技を通じて適切なスポーツ活動の選択、助言、診査、監督と、また必要に応じて治療を行ない、さらに専門的情報を提供することを目的とする特別な歯科医学の部門」と定義されています。
誰もが積極的に安心してスポーツによる健康づくりに励むことができるよう、歯科の観点からサポートする事が私たちの役割です。

歯、口の周りの外傷には、あごの骨の骨折、歯が折れる、歯肉のけがなどがあります。その原因としては主に交通事故、スポーツ、殴打などが挙げられ、スポーツに起因した障害の占める割合は、シートベルトやエアバッグなどの予防策が普及した交通事故による外傷が減る一方で、スポーツ外傷は大きく増えています。

マウスガードはスポーツでのけがを予防したり、ダメージを軽減したりするために、口の中に装着する柔らかい樹脂でできた装置で、自分自身の歯や顎を守るだけでなく、相手を傷つけるのを防ぐという大切な役割も担っています。運動能力を向上させ、本来の力を引き出すとのに役立つともいわれています。

スポーツマウスガードには歯科医院で処方する物以外に、スポーツ用品店やインターネットの通販サイトなどで買える比較的安い製品もあります。
違いは歯科医院で作るスポーツマウスガードは、完全オーダーメイドのため適合も噛み合わせもぴったりフィットし、お口や顎を保護ししっかりと食いしばることが可能です。
 一方、スポーツ用品店などの市販のものはお口とのフィットが甘いので、「ずれ」や「外れ」が発生し集中して集中してスポーツが出来なくなったり、怪我から守る機能が減少したりする事があります。