山形県 山形市 江良歯科医院
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医院ブログ

山形市で歯周病になると「歯を支える組織」はどうな る?|江良歯科医院がやさしく解説

歯の豆知識
こんにちは。山形市落合町の江良歯科医院です。
歯周病が進むと“歯を支える組織”がどうなるの?」という疑問に、図の内容をもとに患者さん向けに分かりやすくまとめました。


歯を支える3つの組織(歯周組織)
  • 歯根膜:歯と骨を“クッション”のように結びつける繊維。噛む力を感知するセンサーの役目も。
  • セメント質:歯根の表面を覆う層。歯根膜の繊維がここにくっつきます。
  • 歯槽骨(あごの骨):歯を支える土台。炎症が続くと**吸収(やせる)**します。
健康なときは、歯ぐきは引き締まり、歯根膜がピンと張って歯がしっかり固定されています。



歯周病が進むと起きること
  1. **プラーク(細菌の塊)**が歯ぐきの縁に増える
  2. 炎症で**腫れ・出血(BOP)**が起きる
  3. 歯周ポケットが深くなり、歯石や細菌が奥へ
  4. 歯根膜が壊れ、セメント質が露出
  5. 歯槽骨が吸収し、歯がグラグラする・噛むと痛い
  6. 放置すると歯の寿命が短くなります


健康 vs 進行:ここが違う
  • 健康:歯ぐきが引き締まる/浅いポケット/レントゲンで骨の高さが保たれる
  • 進行:腫れ・出血/深いポケット/垂直的に骨が欠けることも(レントゲンで確認)


「歯根膜」ってすごい!
  • 歯と骨を編み目のようにつなぐ丈夫な繊維
  • 噛む力の緩衝装置として働く
  • 栄養・免疫の通り道/力覚センサー
    ➡ だから、歯根膜を守るケア(プラークコントロール)がとても大切です。


いま必要な検査と治療(当院の流れ)
  1. 歯周検査:ポケットの深さ/出血/動揺/レントゲン
  2. 基本治療:スケーリング・ブラッシング指導で炎症をコントロール
  3. 再評価:改善が不十分なら、必要に応じて歯周外科や歯周組織再生療法を検討
  4. メンテナンス:3~6か月ごとにチェックして再発を予防


受診のサイン(1つでも当てはまれば相談を)
  • 歯ぐきから血が出る/腫れる/むずがゆい
  • 口臭が気になる
  • 歯がしみる/グラグラする/噛むと痛い
  • しばらく歯科受診をしていない


よくある質問(Q&A)


Q. 骨は元に戻りますか?
A. 形や清掃状態など条件が合えば、再生療法で回復を目指せる場合があります。まずは検査で適応を確認します。

Q. 検査や治療は痛い?
A. 基本治療は軽い刺激程度が中心。外科は局所麻酔で行い、術後は痛み止めでコントロールします。



山形市で歯周病・歯周再生の相談は江良歯科医院へ
  • 結果を写真・レントゲンで見える化してご説明
  • ライフスタイルに合わせた通院計画・ホームケアを提案




江良歯科医院
【所在地】山形県山形市落合町字二口203-1
(落合スポーツセンター北側)
最寄り駅:羽前千歳駅/駐車場あり
【電話番号】023-642-1184

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